「ハッピーメールはサクラばかりで会えないアプリ」
App StoreやGoogle Playのアプリのレビューを読んでいると、こんな書き込みを目にします。
でも少し間違っているんですよね。
そもそもハッピーメールにサクラはいないんですよ。

ハッピーメールにいるのはサクラじゃなくて「業者」
サクラと業者はまったく異なるものですが、混同している人が多いんですよね。
この記事ではそこんところを詳しく解説してみたいと思います!
- サクラと業者の違い
- ハッピーメールにサクラがいない理由
- 業者やキャッシュバッカーの見分け方
- 安全なマッチングアプリの紹介
特にハッピーメールを使うなら業者の見分け方は知っておいた方がいいので、参考にしてみてくださいね!

ハッピーメールのApp Storeのレビューではサクラの目撃報告が多数ある
ハッピーメールアプリのレビューを読んでみると「サクラがいる」と書いている人がたくさんいます。
実際にApp Storeのレビューでどんなことを言われているのか見てみましょう。
目埼進 2019年7月16日
もう少しサクラを少なくしてほしい。
なはpはかまかまさやふま 2019年7月20日
ほとんどサクラ、慎重になれ、最初に2万やらなんやら渡して次にどうこうしようとか言ってるのは確実に怪しいからその他の子を狙え
なかいまっくす 2019年7月20日
さくらや売りが多い。ちゃんとした人もいるけど、見分けが最初は難しい
しりーず 2019年7月24日
出会える出会えない云々以前に話をするのが面白い。
あ、この人はサクラだなって言うのもすぐに分かる。そういう人を逆にどんどん釣っていくのもまた面白い。
このように「サクラがいるけど、普通の子もいるから会えないわけではない」って感じのことを書いている人が多数います。
☆の評価も低いですね。
彼らの言っていることは基本的に間違ってないんですけど、
彼らが言っているのはサクラではなく「業者」です。使うワードが間違っているんです。
サクラと業者の違い
サクラと業者は根本的に違います。
加害者、手口、目的、すべてが異なるんですよ。
具体的にサクラと業者それぞれの実態を見ていきましょう。
サクラの実態
サクラとは、マッチングアプリの運営会社が行う詐欺行為のこと。
運営会社の関係者が一般人になりますまして、会員をだまし、課金させるのを目的とする詐欺です。
一般人になりすましているアカウント(中身は運営会社の社員やアルバイト)のことをサクラと呼ぶこともあります。
サクラは会員に課金させるため、アプリ内でメッセージのやり取りを永久に続けようとします。
LINEのIDを交換をしたり、会ったりということはしません。必ず理由をつけて断ります。アプリ内でやり取りしないと運営会社の利益になりませんからね。
サクラは詐欺罪にあたる犯罪行為。
被害者が警察に通報すれば事件化し、運営会社の経営者や社員たちが逮捕されるんですよ。
実際に以下のような逮捕報道がされています。
⇒ 朝日新聞 女性装うサクラ、出会い系サイトで詐欺容疑 29人逮捕
⇒ 産経WEST 「サクラにだまされた」出会い系サイトに5千万円、被害の60代男性が怒りの提訴
もしサクラの被害に遭ってしまったら、まずは警察に相談しましょう。
業者の実態
業者とは、運営会社とは無関係の詐欺グループのこと。
マッチングアプリやSNSに入り込んだ詐欺グループは一般人になりますまして、会員をだまし、売春のあっせんをしたり他の詐欺サイトに登録させて金銭を奪ったりしています。
業者はアプリ内でのやり取りを早めに切り上げ、すぐにLINEやメールでのやり取りに移行しようとします。
アプリ内で詐欺の誘導をすると運営会社に証拠(通信記録)を握られて、アカウントが利用停止処分を受けてしまうためです。
出会い系アプリにいる業者がターゲットにしているのは男性で、女性が業者に狙われることは少ないです。
サクラと同様に、被害者が警察に通報すれば、業者は管理売春・詐欺・恐喝などで逮捕されます。
過去には、以下のような事件報道がされていますよ。
⇒ 時事通信社 売春組織の9人逮捕=「暁」名乗りあっせん容疑-愛知県警
⇒ 産経WEST 「割いいバイト」と出会い系サイトで少女に売春あっせん容疑、大学生ら男3人逮捕 大阪府警

このようにサクラと業者は特徴がまったく異なります。
それにも関わらず多くの人が勘違いしてしまう理由は、善良な一般会員をだますという意味では同じだからです。
「一般人をだます奴=サクラ」と単純に考えてしまうんですね。
サクラはサクラ、業者は業者。別物だということを覚えておきましょう。
ちなみに業者はSNSにもたくさんいます。
Twitter、Instagram、Facebookなどで怪しい人からDM(ダイレクトメッセージ)をもらったことがある人は多いのではないでしょうか?
SNSの方が業者の種類が多いので注意してくださいね。
キャッシュバッカーはサクラに似ている
キャッシュバッカー(略してCB)とは、出会い系サイトでもらえるポイントを貯めて換金することを目的に活動している女性ユーザーのこと。
メールレディやポイントゲッター(略してPG)と呼ばれることもあります。
ハッピーメールでは他の会員とメッセージのやり取りをしているとマイレージポイントというポイントがもらえます。
マイレージポイントを貯めると現金に換金できるので、お小遣い稼ぎに利用している女性がいるんですよ。
キャッシュバッカーはお金欲しさにやり取りをしているだけなので、出会う気はありません。
連絡先の交換にも応じないし、どれだけ頑張って口説いても会えないんです。
ひたすらサイト内でやり取りをするだけです。
男性からするとポイントと時間を無駄に浪費させられるだけなので、めちゃくちゃ厄介な存在です。
キャッシュバッカーとサクラの行動は非常によく似ていて、見分けがつきません。
そのため、キャッシュバッカーのことをサクラだと思い込んでいる男性も多くいますね。

キャッシュバッカーはハッピーメールにはほとんどいないんですよ。
詳しくは別の記事で解説していますが、キャッシュバッカーに関しては心配しなくても大丈夫です。
サクラだと勘違いさせる女性たち
普通の会員の中にはサクラっぽいやり取りをする女性もいます。
サクラではないんですけど、サクラだと男性に勘違いされやすい子ですね。
たとえば、こんな子たちです。
- 気のある素振りを見せるけど連絡先の交換は嫌がる
- 突然連絡が途絶える
- ダラメ(ダラダラとメールをすること)を続ける
こういう子に遭遇した男性は「こいつサクラじゃね?」と勘違いしがち。
でもサクラじゃないんですよ。
彼女たちには彼女たちなりの理由があってそういった態度を取っています。
連絡先の交換を嫌がる子は、警戒心が強くて、自分の個人情報をあかの他人に教えることに抵抗があります。
実際に出会い系にはヤバい男もいるので用心するに越したことはないですよね。
でもそういう女性の不安な気持ちが分からない男性は「連絡先を教えてくれないなんておかしい。サクラかも」と思い込んでしまうんです。
突然連絡が途絶える子は、同時並行で複数の男性とやり取りをしていて、別の男性と上手くいったから。
女性からすればキープには用がなくなって切ったということですね。
しかし、自分がキープされていたことに気付かない男性は「突然メールが無視されるなんておかしい。サクラに違いない」と思い込んでしまうんです。
ダラダラとメールをし続ける女性もたくさんいます。
彼女たちは男性との会話を楽しみたくて出会い系をやっているので、会うことには積極的ではなかったりします。
話好きな女性は多いですよね。
しかし、出会い系にいる女性は全員会いたがっていると勘違いしている男性は「ずっとメールばかりしてるなんておかしい。サクラだ」と思い込んでしまうんです。
女性の立場、状況、気持ちを想像できない男性たちが、サクラではない一般の女性をサクラだと勘違いしてしまうわけです。

ハッピーメールにサクラがいない理由
「ハッピーメールにはサクラがいない」と言いましたが、その理由について解説していきます。
論理的に考えていくと、ハッピーメールがサクラを雇う理由はまったくないんですよ。
理由①
警察に監視されているから
ハッピーメールは「インターネット異性紹介事業届」というものを福岡公安委員会に提出しています。
これは何かと言うと、警察にマッチングアプリを運営する許可を得るための書類です。
マッチングアプリや出会い系サイトって警察から許可を得ないと運営できないんですよ。
許可を得ると都道府県の公安委員会(警察)から監視を受け続けることになります。
もしサクラをやっていて被害者に通報されたら、即座にハッピーメールは捜査されます。
証拠が見つかれば社長だけでなく、関わった社員やアルバイトにいたるまで逮捕されるんですよ。前科がつきます。
ハッピーメールの累計登録者数は2000万人を超えていて、国内の出会い系サイトでは最大手。
会員数が飛び抜けて多いので、その分警察の監視は厳しいし、何か悪さをしていれば利用者から通報されやすいです。
サクラなんてやっていたらSNSであっという間に拡散されて大炎上&社会問題化するのが目に見えています。
こんな状況の中でサクラをやるにはリスクが高過ぎますよね。
また、会員数が多くサクラをやらなくても儲かっているので、わざわざ犯罪をおかす必要性がありません。
ハッピーメールは2000年に設立されて以来、サクラで立件されたことは一度もありません。
もしハッピーメールにサクラがいれば必ず逮捕されているはずです。
これまでに詐欺アプリの関係者が何百人も逮捕されてきた中で、ハッピーメールだけがお咎めなしになるはずがありませんよね。
これがハッピーメールにサクラがいない何よりの証拠と言えます。
ちなみにサクラがいる詐欺アプリには以下のような特徴があります。
- インターネット異性紹介事業届を公安委員会に提出していない
- 会員数が少ない
- 運営歴が短い
- 出会い系サイト規制法で義務付けられている年齢確認を行っていない
- ハッピーメールより料金が高い
これらの特徴に当てはまるマッチングアプリや出会い系サイトには100%サクラがいます。
理由②
利用料金が安いから
サクラは料金の安いマッチングアプリにはいません。
料金が安いアプリはサクラを雇うと赤字になっちゃうんですよ。
もしハッピーメールがサクラをしていたら利益は出るのでしょうか?
ちょっと計算してみましょう。
サクラのアルバイトの相場は時給1500円前後。人件費が1時間で1500円かかるということですね。
他にも求人広告費、光熱費、通信費、PCなどの設備費、事務所の家賃などの経費がかさみます。
これらのコストを回収し利益を出すためには、サクラのアルバイト1人あたり1時間で2000円以上は稼ぐ必要があります。
ところが、ハッピーメールの料金は出会い系サイトの中でも最安値水準。メールが1通50円。
サクラが1時間に2000円以上稼ぐためには、1時間でメールを40回会員に送信させなければなりません。
つまり、アルバイト君はやり取りしている男性に90秒に1回の頻度でメールを返信させる必要があるというわけです。これは最低限のノルマです。
複数の人と同時にメッセージのやり取りをしていれば不可能ではありませんが、それにしても厳しいノルマですよね。
キーボードを打つのが遅い人にはとても無理ですし、何時間もずっと90秒に1回以上のペースでメールをし続けるのはストレスがハンパないです。
つまりメール1通50円という料金設定は、サクラを雇うには安過ぎるんですね。
サクラがいる出会い系サイトはメール1通200円とか500円以上するのが普通なんですよ。
出会い系サイトを選ぶ際には必ず料金を確認してみましょう。
メール1通100円以上するサイトはサクラがいる可能性が高いので登録しない方がいいです。
理由③
サクラがいるサイトに2000万人も登録しないから
ハッピーメールの累計会員数は2000万人を超えています。
2000万人ってヤバいですよね(笑)
もちろんこれは「累計」の数字なので、退会と再登録を繰り返している人や携帯を変えて登録し直した人なども含まれるわけですが、それを除いても数百万人が登録しているサイトです。
ちゃんと出会いがあるからこれだけの人たちが利用しているわけです。
サクラを使っているような詐欺アプリはとてもこんな数字には到達できません。
会員が増える前にネット上で悪い噂が広まって、運営者は警察に捕まるか、アプリを削除して逃げます。
会員数を見れば、サクラがいるかだいたい分かるんですよ。

ハッピーメールは業者が多いので注意
ハッピーメールにサクラがいないのは良いことなのですが、業者はたくさんいます。
業者の数は他のマッチングアプリや出会い系サイトと比べて多いです。
ハッピーメールは会員数が日本最大のマッチングアプリなので、業者たちからも狩場として狙われているんですよ。
ツイッターやインスタにも業者がたくさんいますよね。
SNSであれ出会い系であれ、一般人が多く利用するサイトに業者たちは狙いをつけているんです。
運営会社も業者を放置しているわけではなく、見つけ次第どんどん排除しています。
以下の画像で[停]となっているのは、ハッピーメールの運営会社が利用停止処分にした業者のアカウント。
このようにちゃんと運営さんは働いています(笑)
しかし、業者っぽいアカウントであっても明確な証拠がなければ利用停止処分にはできないし、業者は利用停止になってもすぐに別アカウントを作って登録し直すため、業者を完全に排除することは不可能なのが現状なんですよね。
男性がハッピーメールに登録すると、プロフィールに何も書いていない状態でも、業者からメールがバンバン来ますよ。
可愛い女性の画像を載せていて、自己紹介文には欲求不満や即会い希望的なことを書いてあるアカウントからメールが来ます。
単純な男性は「めちゃ可愛い子からさっそくメッセージが来た!すげー!」なんて思っちゃうんですけど、業者からすれば絶好のカモですね(笑)
普通に考えれば分かることですが、女性が男性をナンパすることはほとんどありません。
若手俳優やジャニーズのようなイケメンならともかく、普通のプロフィールの男性に声をかける女性はいないです。
女性からメールが来たらまずは怪しんでください。
99%業者ですから。
詐欺師の手口にまんまと乗せられないように注意しましょう。
業者やキャッシュバッカーの特徴と見分け方
ハッピーメールは業者が多い出会い系アプリなので、業者の見分け方をあらかじめ知っておく必要があります。
普通の女性と出会うためには、業者を見分けてスルーできるようになる必要があるんです。
これは絶対条件。
出会い系サイトに慣れている人なら大丈夫なんですけど、やったことのない人は騙されやすいんですよ。
登録したとたんにバンバン女性からメールが来るので、「こんなに業者っているの!?」と驚くと思います。
もちろん普通の女性もたくさんいるので、見分け方さえ知っていれば出会いはいくらでもありますよ。
当サイトでは業者の見分け方や素人女性の特徴を解説しているので、それらの記事も参考にしてみてくださいね!
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ハッピーメールにはキャッシュバッカーはほとんどいませんが、一応キャッシュバッカーの見分け方も解説しています。
こちらも合わせて参考にして頂ければと思います!
サクラや業者がいないマッチングアプリ
サクラであれ業者であれ、いないのに越したことはないですよね。
実はサクラがいないマッチングアプリや出会い系サイトはたくさんあるのですが、業者のいないものはありません。
業者はすべてのマッチングアプリや出会い系サイトに必ずいます。
もし業者がいないと宣伝しているマッチングアプリがあったら詐欺広告だと思ってください。
完全に排除するのは物理的に不可能ですからね。
しかし、業者が少ないサイトはあります。
出会い系サイトには「御三家」と呼ばれる日本最大級のサイトが3つあります。
ハッピーメール、ワクワクメール、PCMAX。
御三家の中で一番業者が少ないのはワクワクメール。
桁違いに少ないです。
逆に一番多いのがハッピーメール。
PCMAXにもそれなりにいます。
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ワクワクメールに業者が少ない理由
なぜワクワクメールだけ業者が少ないかと言うと、会員全員に対して電話番号登録を義務づけているから。
ワクワクメールでは電話番号ひとつにつき、アカウントがひとつしか作れないんですよ。
業者は無数のアカウントを作って暗躍しているのですが、ワクワクメールではそれができない仕組みになっています。
一方、ハッピーメールは公式サイト(WEB版)から登録するには電話番号登録が必須ですが、アプリから登録すればメールアドレスのみでOK。
PCMAXも電話番号登録は任意。
そのため、業者は捨てアドやFacebookのアカウントを大量に作って、無数にアカウントを作れるというわけです。
運営会社が排除してもすぐに登録し直せちゃうんですよ。
このような理由があるので、ワクワクメールはハッピーメールやPCMAXに比べて業者が少ないんです。
マッチングアプリは比較的業者が少ない
マッチングアプリも昔は電話番号登録が必須だったので業者が少なかったです。
しかし、近年はFacebookカウントのみで登録できるアプリが増えて、業者も徐々に増えています。
比較的業者が少ないアプリを選ぶならPairsかwithがおすすめ。
特にwithにはほとんどいません。
東証上場の企業イグニスが運営しているため、監視体制が非常に厳しいためです。
ただし、ペアーズやウィズは既婚者の利用が規約で禁止されていたり、婚活を真剣にやっている人が多かったりします。
遊び目的で利用するには向いていませんね。
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